学力に関する問題

(2014/09/05) 道教組・道高教組・新婦人道本部・道労連・北海道自由が丘学園・子どもと教育・文化道民の会・道子どもセンター・道高校教職員センター付属研究所・DCI札幌セクション・道退教・道高退教が連名で「全国学力・学習状況調査の結果公表にあたって(見解)」を発表しました。

 

〈題〉順位にこだわる「学力」競争ではなく、

   子どもの学ぶ意欲・能力・個性を引き出す

   教育を社会全体で目指しましょう

 

〈見出し〉

 1 わずかな点数の差で一喜一憂すること

   自体の無意味さを文科省・道教委は考

   えるべきではないでしょうか

 2 競争主義教育により、教育だけでなく

   子どもたちの発達までもが歪められて

   います

 3 学校別の公表が行われると、学校の序

   列化や過度な競争に拍車がかかります

 4 「全国一斉学威力医テスト」による競

   争激化を改め、子どもの学ぶ意欲・能力

   個性を引き出す教育を大切にしましょ

   う。

 

 

見解全文は下のPDFを開いてご覧下さい

 

「全国学力・学習状況調査」の結果公表にあたって 見解.pdf
PDFファイル 234.6 KB

資料紹介……秋田県教育委員会の保護者向けパンフレットを紹介します

①みんなで育てる秋田の子ども(H23年版)

②学力トップレベルの秋田の子ども(H24年版)

③今年もすごいぞ、秋田の子どもたち(H25年版)

H23全国学テ 保護者向けパンフレット.pdf
PDFファイル 1.0 MB
H24全国学テ 保護者向けパンフレット.pdf
PDFファイル 2.3 MB
H25全国学テ 保護者向けパンフレット.pdf
PDFファイル 1.2 MB

(2013/08/30) 「全国学力・学習状況調査」の結果公表にあたっての道教組の見解

 全北海道教職員組合は、「全国学力・学習状況調査」の結果公表にあたって、次の見解を発表しました。

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学ぶ喜びを大切にする教育をめざしましょう

                              2013830

                               全北海道教職員組合

                                   委員長 西野 誠

            

1 道教委がこだわる「全国平均以上の学力」向上の取り組みは、

 学校と子どもたちを苦しめています

 8月27日文科省は,4月に行った「全国学力・学習状況調査」の結果を発表しました。それに対し道教委は「市町村教育委員会や学校の取り組みは一定の成果として現れてきた」とし,「“学力・体力向上運動”を積極的に推進し,学力向上の取り組みを一層加速させていく」とコメントしています。
 しかし,この間の道教委が進めてきたチャレンジテストをはじめとする「学力向上の取り組み」こそが,学習指導要領改訂後の授業時数や内容が増えた多忙な学校現場を“荒らしている”と言わざるを得ません。宿題の増加,朝自習や休み時間,そして放課後にも点数向上対策とも言える取り組みが行われ,息苦しさと子どもたちの自己肯定感低下を招いています。
 本来テストは,子どもの理解やつまずきを指導者が把握し,指導法の改善に役立てるものです。その順位が,子どもたちの成長を表すものではないことは教育の原理に基づけば明らかです。テスト順位を意識した学校生活というものは,子ども,教師,家族の豊かな関わりを奪い,豊かな学びを創造する場面を奪うことになります。
 
2 「全国学テ」による競争激化を改め、学ぶ喜びを大切にする学校をつくりましょう

 全国の都道府県に順位をつけて序列化し,授業内容を「学力テスト」対策に矮小化させ,全国の教師や子どもたちを学力競争に追い込んでいる弊害は許されません。道教委は不必要な時間と財政をかけた,子どもと・教師,保護者に過度のストレスをかける政策を直ちに転換すべきです。
 さらに,本道でも深刻な「いじめ」「自死」問題があり,重要視しなければなりません。教師が日常的に子どもの悩みや心の叫びを受け止めることができるように,ゆとりある教育環境が必要です。そのためには,少人数学級や教員定数増などの教育条件整備が文科省・道教委に求められています。
 今求められている教育は競争教育ではなく,子どもたちの成長・発達に応じ,「楽しい授業・わかる授業」「豊かな学び・真に生きる力」こそ,各学校の教育課程に位置付けることです。

 

3 北海道の子どもたちが必要としている教育を大人がともに考えましょう

 北海道に生まれ育ち,北海道で就職・生活する子どもたちには,地域・社会・産業で自立した大人になるために必要な地域性豊かな教育が必要です。
 青年の就職困難が続く北海道の生活状況と「いじめ」「自死」に悩む子どもの世界は無縁ではありません。希望ある未来が見えるからこそ人は学び,社会参加を望みます。
 私たち大人が,どのような希望ある地域を残すのか,それを担う子どもたちにどのような学びが必要なのかを教師・保護者・地域住民・教育委員会などの教育機関を含めた多くの教育関係者でともに考えていきましょう。

【道教組見解】「全国学力・学習状況調査」の結果公表にあたって.pdf
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  今こそ、子どもたちに

 

    「豊かな学び、学ぶ喜び」を



全国学テに向けた道教委からの「通知」と「メッセージ」(子ども・保護者向け)に対する道教組の見解

2013419日   

全北海道教職員組合 執行委員長 西野 誠

 

  否定的な「通知・メッセージ」 教師には不信感、子ども・保護者には『本気を出せ』と

 

道教委は近年、「全国学力・学習状況調査」での結果(順位)を上げることに執着し、前任の高橋教育長は、「平成26年度の全国調査までに学力を『全国平均以上に』」という目標を掲げ、さまざまな施策を実施してきました。これにより、学習指導要領の改訂による授業時数増、授業内容増のなか、全国学力調査に向けた「チャレンジ・テスト」の推進や授業内容・方法の転換などで、教職員はもちろんのこと、子どもたちにも過大なプレッシャーを与えているのが実態です。

 道教委は44日、学校長あてに全国学テに対するとりくみについて」(通知)を発出し、「いまだに本調査に対して真摯に向き合わず、調査の適切な実施や調査結果を踏まえた学力向上の取組に消極的な教員も一定数存在するところです」などと記述し、教員批判を展開するなど許されない内容が含まれています。 

 また、同日道教委から全国学力・学習状況調査(H25.4.24実施)に向けたメッセージ(子ども向け「今こそ!君の本気を!」・保護者向け「お子さんへ声をかけてみませんか」)が出されました。

 メッセージを各学校で配布するかしないかは、通知で指示はされていません。ですから、配布するかどうかは各市町村段階の判断に任されており、対応に差が出ることが予想されます。

 このメッセージを見ると、子ども向けには北海道の子どもの学力は全国最低レベル」「大幅に低いという言葉を繰り返し使い、子どもの学力テストへの意欲をかき立てるどころか、道教委が子どもたちに自己肯定感を失わせるかのような発信を行っているかのように読み取れます。

 また、保護者向けでは、北海道の子どもの結果は、5年連続全国最低レベル」「道産子の本気を!と保護者に(げき)をとばすものです。テストの点数だけで人の価値なんて決まらない」と言いながら、道教委自身がテストの点数に異常なまでにこだわっているという矛盾した姿勢が現れています

 このような道教委の「通知」と「メッセージ」は、決して教職員・子ども・保護者を激励するものではありません。

 文科省・道教委による「全国学力・学習状況調査」が、日々の授業を学テ対策のつめこみ授業に変質させ、子どもたちの学力競争に拍車をかけるものです。

 私たちは、日々の「わかる授業・楽しい授業」を大切にし、「豊かな学び、学ぶ喜び」を保障できる学校づくりをめざしていきましょう。

(2013/04/04)

道教委は、全国学力/学習状況調査を前にして、「今こそ!君の本気を!」というチラシを配布しました

道教委からの4・24学テへ向けたメッセージ.pdf
PDFファイル 2.9 MB

(2013/04/04)全国学力・学習状況調査に対する取組について(道教委義務教育課長発出)

道教委学テ通知文.pdf
PDFファイル 167.6 KB

訪 問 者

カウンター カウンター
全教共済 民主教育研究所
子どもの権利・教育・文化 子ども全国センター
教育子育て 九条の会
九条の会