(2016/09/10)「道教組第29回中央委員会」が開かれました

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道教組29回中央委員会での川村安浩委員長のあいさつ.pdf
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特 別 決 議

   本中央委員会は、度重なる大雨に見舞われ、交通機関の寸断、復旧のめどが立たないという地域がある中での開催となりました。そして、日々多忙な学校現場で目の前の子どもの健やかな成長を願い、そのために奮闘する各地の豊かなとりくみが交流されました。

 安保関連法成立から、まもなく1年が経とうとしています。法成立の直後から、全国で市民と政党、そして労働組合をはじめとする民主団体が「立憲主義を取り戻せ」「安保関連法の廃止」を求めてとりくんできました。そこから生まれたのが「野党共闘」。18歳の国民も投票した7月の参院選では、国民・政党が同じ要求で力を合わせれば政治に大きなうねりをつくり出すことができることが示されました。私たちはそのことに確信をもち、あらためて「教え子を再び戦場に送らない」決意で、平和で安心な国と未来に展望を見いだしたいと思います。引き続き私たちは、平和憲法を壊し戦争につながるあらゆる策動を許さず、未来ある子どもたちを守りぬく決意です。

 学習指導要領の改訂に向け、中央教育審議会から全体像となる審議まとめが発表されました。それにより教育課程がどう変わるのか、学校がどう変わるのか、果たしてその教育内容で子どもの健やかな成長・発達が保障されるのか、あらゆる角度からの分析と検討が求められます。私たち道教組の英知を結集し、批判にとどまることなく創造し、人事評価制度に負けない、しなやかな教育実践をつくりだしていきましょう。

 私たちの教育研究活動、「教育全国署名」、賃金確定交渉などのとりくみは、すべて子どもたちの健やかな成長・発達を支えるものです。子どもたちが安心して学ぶことのできる学校の実現、そして何よりも子どもたちの豊かな学びを保障するため、同僚・保護者・地域との共同に力を尽くし、後半戦のとりくみを大きく前進させましょう。

  以上、決議します。

 

2016 年9 月10 日

    道教組第29 回中央委員会


(2016/03/12~03/13) 「全北海道教職員組合 第29回定期大会」が開かれました

3月12日~13日、札幌市内において道教組第29回定期大会が開催されました。挨拶に立った川村執行委員長は、東日本大震災、原発神話、戦争法強行採決、道教組のとりくみ、教職員の責務等にふれ報告しました。また、全教の土方書記次長、道高教組の國田執行委員長、道労連の出口事務局長、全教自動車保険代理店の川上企画社長はじめ、ご来賓からごあいさつをいただきました。

椙木書記長からは2015年度運動総括、2016年度方針案、新保副委員長から中間決算、予算案、再任用組合員の臨時闘争費・専従補償費徴収等の提案がありました。

2日間の討論では26本の発言があり、職場や地域で苦労しながらも実践や職場づくり、組合員のつながりの大切さ、組織拡大のとりくみ等について討論がありました。

 

提案された議案は全会一致で可決され、道教組の新役員も選出されました。

【川村安浩執行委員長の開会挨拶から】


昨日は3月
11日、あの「3・11」から5年がたちました。命を奪われ、今なお行方不明である方は、合わせて18,456人にのぼります。

大地震、大津波と共に忘れてはならないのは、「福島第一原発事故」です。10万人を超える方々が住み慣れた土地を離れざるを得ず、いつ帰れるのかが分からない生活を送っています。また、この事故による放射能汚染は、今も日本中の人たちに大きな影響を与え続けています。 

そして、昨年の夏には、「戦後70年」という節目がやってきました。「戦争法案」の可決成立です。「戦争はしない」と誓った国が「戦争もするぞ」と公言する国に変わったのです。

一方、戦争法案成立阻止の動きも、かつてない規模で広がりました。これも「大きな転換点」でした。

私たち教職員の責務は「子どもたちの今を守り、明るい未来を手渡すこと」です。その責務を十分果たすには厳しい状況が続いています。

戦争法の成立は、子どもたちの未来に暗い影を落としています。断じて許すことのできない戦争法の中身はもちろん、立憲主義さえ踏みにじった成立過程や独裁的なにおいさえ感じさせる言動の数々。安倍政治そのものが平和と民主主義破壊以外の何物でもありません。私たちが子どもたちに手渡す未来が明るいものであるには、平和と民主主義が実現される社会が基盤になければなりません。

子どもたちが「今」を過ごす学校はどうなっているでしょう。今、学校は「押し付け」と「画一性」で覆い尽くされんばかりです。「日の丸・君が代」の押し付けは言うに及ばず、学びの内容は「全国学力テスト」で画一化し押し付けられています。子どもたちの心のありようは「道徳の教科化」で、子どもたちを守るとりでとなる教職員の教育観は「人事評価制度」で画一的に押し付けられようとしています。そしてそれは、「スタンダード」を「ゼロトレランス」で「オール」とか「チーム」という言葉で包みこみながら、教育現場に「画一的な押し付け」を是とするようなスタイルで忍び込んできています。

 

この1年間の全道の道教組組合員の奮闘に敬意を表するとともに、活発な討論が行われ、これから1年間の道教組運動のたしかで豊かな方針を確立していただくことをお願いします。

【代議員による討論から(一部)】

◆斎藤 鉄也代議員(全釧路教組)


 全釧路教組の定期大会は去年まで代議員制でした。しかし、今年は総会制にかえましたので、
33名が参加し、これまでと違うメンバーが集まり、組合員どうしのつながりを感じる定期大会になりました。

 全釧路教組は、この1年間、戦争法案阻止のたたかいで頑張りました。これまであまり目立たなかった先生方が主体的にマイクを握り、自分の言葉で発言してくれたので、ものすごく感動しました。

教育全国署名のとりくみは、私が各支部のとりくみ内容を支部長に聞き、その内容をニュースで組合員に伝え、激励し、釧路の署名目標をやりきることができました。

◆上田 健一郎代議員(網走教組)

 初めての定期大会参加です。網走教組の大会で一番話題になったのが学力向上問題です。学校現場が子どもの成長をないがしろにし、上から一方的に教育内容に干渉しています。その具体例がチャレンジテストです。子どもたちから「先生もういやだよ」と嫌気をさすような声が聞かれます。入試問題にまでチャレンジテストのような問題が出る状況です。

 網走教組は、昨年5回の学び場を開催。釧路教組からも参加があるなど、横の広がりも出ています。

参加者みんながレポートを持ち寄り、熱気を持ったものになっています。合宿研では、道徳教育でこれからどうなるのだろうか、という学習もしました。

 平和を求めるとりくみでは、机上に「子どもたちに明るい未来を」と書いたミニカードを置いてアピールしました。

◆越前 秀一代議員(檜山教組)


教職員の健康と安全を守るために、職場全体で取り組んでいます。とりくんでいることは、①ノー会議&
1730分完全退勤デーを月2回実施。②年休20日間使い切ろう。③会議の終了時刻をはっきり決める。④毎月職員のストレスチェックを実施などです。

 

実施してみての感想は、「実践してみるとありがたいものだと感じた」「遠慮なく帰れるようになった」「年休がとりやすくなった」。教頭は「月2回の1730分完全退勤の日は18時に帰れるようになった」などです。この実践が多くの学校に広がることを期待しています。

◆長畑 幸太郎代議員(宗谷教組)

 昨年11月開催の「全国教職員学習交流集会in青森」に参加した太田千恵さん(猿払村拓心中)の感想を私(長畑)が代読して報告します。

 青森で5年前まで講師をしていたので、この集会に参加しました。基礎講座「採用試験対策講座『虎の穴』を体験してみよう」は、青森では組合員限定で行っています。過去問を分析し、実技試験対策も充実しています。組合から補助があり、0円で参加できるのです。次に参加した基礎講座「特別なニーズのある子の支援について」で、特別支援の子は、外との関係の薄い子が多く、ゲーム依存が増えています。外との関係づくりが大事だと思いました。家庭との連絡帳で、「うれしかった事、子どもができた事」を丁寧に伝えることが大切だと思いました。

◆西野 誠代議員(上川教組)


 再任用の臨時闘争費等の徴収については、道教組の財政が大変なのは分かりますから、集めざるを得ないと思います。


戦後
70年、平和憲法の下、47教基法が平和を大事にし、その国をつくる主権者を育ててきました。そういう歴史に2006年教育基本法の改悪から一気に逆流の制度がおろされ、経済の貧困と相まって、子ども世界・学校世界に幸福を追求し、教育を守ろうとする人を徹底的に痛めつめようとしています。

これから5年間年金が出なくなります。退職しても楽園のような生活ではありません。今度、私が行くために、その学校の若い期限付の先生(3年間勤務)が退職せざるを得なくなったのです。その先生に「受験頑張って。僕も負けないように仕事をするから」と言うしかありませんでした。一喜一憂しないで共に頑張りましょう。

◆平山 純代議員(後志連絡会)



後志には臨採の方が
2名いて、次年度の職場が決まり良かったです。他管に異動が決まった方は、引き続き組合にお世話になりたいと言っています。臨採の方はそれぞれ苦労があります。校長からのパワハラ気味の言動、事務職にとって本務外のクラブ活動、通級学級の仕事で苦情を言われるなどです。連絡会として、この問題でいろいろアドバイスしていますし、書記局も参加してサポートがあります。

 

人事評価制度の問題で校長室へ行き、その問題で話し合うことができました。校長は「伝達講習があったが、どう伝えるか難しい。職員との溝が深くなり、現場の足を引っ張る事になる」と言いました。私は「学校というのは結局チームプレーなんです。差別・選別せず、一人ひとりが力を発揮できるように考えているということを校長から伝えて下さい」と言いました。校長は「そうだな」ということでした。みんなの共同でやっていきましょう。

◆田中 豊一代議員(障教部部長)

 3点に絞って発言します。最初は組合員拡大のことで、5年越しでアプローチしていた臨時の先生に加入していただきました。5年間、合研、障害児童フォーラムなど誘ったすべての学習会に来てくれました。加入した理由は、主体的に学べる学習会がとても良かったからだそうです。

 2番目は、障教部アンケートを集約し、要求書づくりに活用できたことです。その要求書で道教委と話し合うこともできました。

 

3番目は、来年1月に障害児学習交流集会が北海道で開催されます。500人を目標に半分は北海道で組織します。通常学級の先生にも参加してもらえるように分科会も用意しますので、是非、みなさん集まってください。

◆中里 明雄代議員(全胆振教組)

 4月に加入した中里と申します。教文活動に絡めて発言します。加入を心の中で決めたのは、昨年の秋です。戦争法案が通り「戦前だなあ」と思いました。

 登別で教務主任を1年しましたが、一人で闘うのは限界がありました。初任の先生が鬱になり、職場のために力になりたいと思っていました。

自分に子どもが生まれ、目の前の子どもたちも戦争に巻き込まれるかもしれない。そのため、街頭宣伝にも参加し、地域で「ジュリストカフェ」と銘打って学習会も行っています。全教胆振の暖かさ、懐の深さも感じていました。そんなとき、S先生から声をかけられ加入したのです。今後、民間教育と組合をつなげる活動をしていきたいと思っています。

◆樋口 雅子代議員(養教部部長)


「フッ化物洗口」が、全道的にどんどん広がっています。「フッ化物洗口」の問題点や効果については説明があまりなく、当たり前のように上からおりてきます。

全教では、子どもたちに有効なのか、教職員の共通理解ができているのか、学校で実施可能か、そのことが保護者の希望にそっているのかどうかなど、考えてほしいととなっています。是非みなさんの学校でも、養護教諭と話しあい、職員会議で管理職・教職員とも話し合ってください。私は、本来必要ではないと考えています。 

100人以上の小中併置校に、今は特配として養教が2名配置されています。昨年8月、道教委に署名を提出し、養教の配置問題で話し合いをしました。養教部として、是非、特配ではなく正規の定数で配置してほしいとの要求です。

今年度で退職することになりますが、再任用として何かできることはないかと考えています。

執行部のまとめ


椙木 康展(道教組書記長)

討議の特徴は、日頃子どもたちと向き合い、寄り添っている教育実践の悩みなど、包み隠さず語ってくれたことです。チャレンジテストについては、当初道教委はお付き合い程度に使ってもらえればと言っていました。ところが今では「チャレンジテストに参加しなければ加配をはがす」と脅しをかけ、やらない学校には包囲網をかけてきました。そのため、みなさんから悩みが語られていました。

「学校の学びって何だ」ということを大事にし、上からの圧力に同調するのではなく、抗うことも組合として大事なことです。

また、教職員の超過勤務の改善(月2回の1730分完全退勤)、年休行使の推進(20日間)など、学校ぐるみの実践が語られ、わたしたちの働き方を見直すきっかけづくりになり、参考になりました。

組織拡大についての発言がいつもより多く、拡大にすぐ結び付かなくても「声かけ、働きかけ」が、後に加入へと結び付くことが語られました。職場で困っている人がいれば、組合員でなくても心を寄せて支援することが道教組の特長です。

来年の1月、札幌で「全国障がい児学級・学校学習交流集会」が開催されます。この集会を契機に、組織拡大でも成功させたい。障教部だけでなく、単組・連絡会も成功に向け努力していただきたい。

 

教職員組合って何だ。教育実践を大事にすること、困っている教職員のために支援すること、平和の問題でしっかりとりくむこと、それぞれ重要な組合活動の柱です。そんな組合活動の柱を確認できた大会でした。

<><><><><><>  定期大会スナップ  <><><><><><>

定期大会 1日目(3月12日)

定期大会 2日目(3月13日) の挨拶・発言他

訪 問 者

カウンター カウンター
全教共済 民主教育研究所
子どもの権利・教育・文化 子ども全国センター
教育子育て 九条の会
九条の会