道教組NEWS(2018年度)

(2018/08/29)道退教・道高退教などが,札幌大通りで「ゆきとどいた教育全国署名」

「教え子を再び戦場に送るな!北海道の会」は今回「オスプレーやイージズアショアより教育に予算を増やせ」と「ゆきとどいた教育を求める全国署名」に取り組みました。涼しくなった札幌大通西3丁目。行き交う人たちも涼しげで楽しそうな表情。財務省に教育予算要求をする文科省も「頼りにしている」唯一の署名です。20数年で集めた署名は4億5千万筆!赤ちゃんも含めて全国民が4回署名したことになる数です。
 元校長を含め6名がマイクで署名への協力を訴える。あちこちに対話の輪ができる。高校生たち「どれでけ署名を集めると実現できるの」と率直な質問。ただひとり会議参加途中に寄ってくれた現職の教職員組合書記長さんの話は具体的説得力ある。

(道退教事務局長:土井壽 記)


(2018/08/06)  2018年度「全国学力・学習状況調査」結果公表にあたって【見解】

  「全国一斉学力テスト」による競争教育・順位争いにいつまで振り回されるのか 

    ~子どもたちの豊かな成長・発達を  保障する教育を大切にしましょう~

2018年8月6日        

        

北海道高等学校教職員組合連合会

 

1 文科省・道教委は、「全国一斉学力テスト」を使い、学校・教員・子どもを息苦しい学力競争に追い込んでいます 

文科省は7月31日、全国の小学校6年生と中学校3年生を対象に実施した「全国学力・学習状況調査」(以下、「学力テスト」)の都道府県・政令指定都市ごとの結果を公表しました。

道教委の佐藤嘉大教育長は今回の結果を受け、「本道の状況は、全国の平均正答率との差が中学校国語A・理科で上回り、中学校国語Bで同じになるとともに、他の教科では全国平均に達していないものの小学校国語A、中学校数学Bで差が縮まるほか、小学校、中学校ともに正答率の少ない児童生徒の割合が減少するなど、改善の傾向がみられます。全国平均以上という目標の実現に向けて、調査結果等を活用した検証改善サイクルの確立、基礎、基本を定着させ見通しをもって主体的に学ぶことのできる指導の充実、・・・一定の成果として現れているものと考えています」とのコメントを公表しました。

道教委は「すべての教科で全国平均以上となるよう目標の実現に向けて取り組む」という方針を掲げ、子どもや教員ばかりでなく、家庭までも過度な点数競争に巻き込み、追い込み、本来人間的成長の場である学校という空間を息苦しい競争社会に変えてきました。

また、「学力テスト」と同時に行われる質問紙調査(学習状況調査)の結果も公表しました。「学校の決まりを守っている児童生徒の割合」「学習規律の維持の徹底を『よく行った』学校の割合」など、日常生活を詳細に質問し、肯定的な回答を「子どもや学校のあるべき姿」として生活目標に刷り込もうとする仕組みとしています。規律維持を求めるあまり、上意下達の学校のスタンダード化によって、「こうあるべき」が押しつけられ、子どもたちのすこやかに成長する権利が奪われています。

 

2 長時間過密労働の中、本来必要な授業準備の時間さえない教員のためにも、学力テストの見直しは喫緊の課題

文科省・道教委による「学力テスト」競争は年々苛烈になり、全道でチャレンジテストによる反復練習や過去問対策が常態化しており、生徒の知的好奇心を刺激するはずの楽しい授業が、「学力テスト」対策に追われ、人間的関わりを紡ぐ、生きいきとした学校生活にゆがみが生じています。

道教委は、各学校にチャレンジテストを強制し、春休みの宿題を促し、過去問や類似問題の繰り返し、日常的に宿題を増やすなど学テ対策に躍起になっています。家庭学習時間を増やすことや個別の事情などお構いなしに一方的な生活習慣を家庭に押しつけており、保護者からは「学校の宿題が多すぎて大変です。子どもたちの遊ぶ時間がありません」などの声が出ています。

昨年(2017年)3月、福井県で担任の行き過ぎた叱責を原因として、中2男子が自殺した事件がありました。この問題に関わって昨年12月に福井県議会が教育行政の抜本的な見直しを求める意見書を採択しました。意見書では、「学校の対応が問題とされた背景には、学力を求めるあまりの業務多忙もしくは教育目的を取り違えることにより、教員が子どもたちに適切に対応する精神的なゆとりを失っている状況があったのではないかと懸念するものである」と指摘しており、文科省が推し進めてきている学力重視への批判とともに、生徒一人ひとりに教員が向き合える教育環境が必要だと訴えています。テストの準備と実施・結果配布、答案コピーの独自採点などの学テ対策のために、本来必要な授業準備の時間さえない教員のためにも、学力テストの見直しは喫緊の課題です。

 

3 財界の要請に沿ったグローバル人材育成、競争主義、「学力テスト」の弊害を改め、子どもたちの豊かな成長・発達を保障する教育を大切にしましょう

 

政府は「世界で企業が一番活躍しやすい国」を支えるグローバル人材を求める財界の根強い要請に沿って、競争主義社会を勝ち抜いた一部のエリートを中心とした社会、弱者冷遇の新自由主義的社会の固定化めざし躍起になっています。こうした社会だからこそ「学力テスト」は、学校と教員を点数偏重主義にいっそう駆り立てるシステムとなり、早期に「エリート」を選別するために機能していると言えます。こうした過度な競争主義によって、子どもたちの学ぶ意欲ばかりか個性や発達にまで歪みが生じてきていることは、多々指摘されているとおりです。

子どもの権利条約31条では、「休憩及び余暇についての児童の権利」「文化的及び芸術的な生活に十分参加する権利」を謳っていますが、日本の子どもたちには、休憩や余暇を楽しむ時間は保障されないのでしょうか。日本の過度な競争主義に対し、国連子どもの権利委員会は、数度に渡り問題点を指摘しているのは周知の通りです。

文科省は2015年、全教(全日本教職員組合)の申し入れに対し、「全国的な学力の把握は数パーセントの実施で可能」と回答しています。毎年50億~60億円も使い、同じような傾向を把握するための、全員参加の「学力テスト」は直ちに中止すべきです。そしてこの予算は、35人学級の拡充や長時間過密労働で日夜働いている教員の負担軽減など教育条件整備に使うべきです。

 

文科省・道教委には、子どもと教員、保護者に過度のストレスをかける政策から、子どもたちの豊かな成長・発達を保障する教育という憲法や子どもの権利条約の基本に立ち返って、その競争主義的な教育政策を根本的に転換することを求めます。

(2018/07/22)「ゆきとどいた教育を進める北海道/東北集会」が開催されました

  7月22日、「ゆきとどいた教育をすすめる北海

道・東北集会」が開催され、北海道各地から、そして東北3県から合わせて41名が参加しました。

高教組の尾張委員長から開会あいさつがあり、「今年の集会は、北・東北ブロックの高校生の修学保障問題も含め、本日の集会として開催します」との趣旨説明がありました。

  最初、「ゆきとどいた教育をすすめる北海道連絡会」の総会がありました。新保事務局長から2017年度の活動報告や署名集約数の報告があり、今年度は、必要に応じて自治体訪問すること、えがお署名の集約で約6400筆になったこと、教育全国署名8万筆を目標に12月1日までとりくむこと等、2018年のとりくみ方針が提案され、承認されました。

そのあと、全教の波岡執行委員から教財関係の情勢報告があり、文科省予算の教員定数について資料を使い、詳しい説明がありました。

 

 ≪とりくみ経験交流≫

◆南幌高校の小林さんから、平成33年に南幌高校が募集停止になること、7月10日に「存続を求める集会」を開催し、参加者が60人も集まったことの報告がありました。地域から高校がなくならないように南幌町とも懇談を行ったそうです。町内の呉服屋さんとのつながりで、教育全国署名を集めてくれるとの話もありました。

 

◆士別南小学校の中村さんから、小学校1年生の

授業が3時間では難しいです。授業内容が多すぎて、3・4年、5・6年と高学年になるにつれ、だんだん子どもの顔が曇ってきます。先生方も安心して働ける状況ではありません。上川教組は20数名ですが、対話することが大事で、職場での声かけを大事にしてとりくみます。

 

◆新婦人からのメッセージ紹介

『えがお署名』は、2000筆を越え、教育問題に対する関心は高いです。6月に企画された教育座談会には、子育て中の会員10人が参加し、予想以上に参加者が多く、子どもの学校生活を通して感じていることをおしゃべりする場が求められていると実感しています。今、新婦人では、中学校道徳教科書採択にむけて、教育委員会へ要望書を届けるとりくみを強めています。

 

  他に道退教の阿部さん、高教組の北村さんからも発言がありました。

 

7・25中央行動で文科省に「えがお署名」9万1461筆を提出

7月25日、全教、教組共闘連絡会、子ども全国センター、憲法・教基法全国ネット主催の「えがお署名提出行動」が文科省前で開催されました。

 参加者の代表が、全国から集まったえがお署名9万1461筆を文科省に提出し、教育予算増額の要請を行いました。道教組・高教組からも参加しています。


(2018/06/15)「教育座談会」で保護者から疑問や意見が続出 (2回目)

 宿題って多くないですか?等々が出されました

あるお母さんの話

 うちの学校はどう考えても宿題が多いんです。国語と算数なんですが3・4年生に裏にクイズみたいのがあって、親も分からないくらい難しい宿題も出るので、子どもが一人でできる宿題にしてほしいです。

私はある女性団体の寺子屋小組にかかわっていて、そこに来るお子さんの宿題を見ると、表の算数だけでも結構あるのに、裏もびっちりあるんです。4時過ぎに学校から帰って、それから宿題したら遊ぶ時間がないですよね。こんなに勉強、勉強と追い込んだら子どもたちがかわいそうです。

 

中休みに委員会活動ってかわいそう!

あるお母さん(B)の話

 中休みや昼休みに委員会活動するのは何でですか?委員会活動も大事だと思いますが、6時間も勉強して、中休みまで委員会はかわいそうです。

 休み時間の係活動もありますよね。学校側が委員会や係活動の時間を他に提供できないのでしょうね。また、給食を食べるのが遅いと怒られたり、残量が多いと、学級間で比較されたりするんですよね。

………

(2018/07/10)道労連が最賃アクション

 今日、2回目の北海最低賃金審議会が行われました。

 

 日本の最低賃金は、都府県ごとに決められていて、最高は東京の時給958円。最低は高知や九州などの737円。北海は今、810円です。同じ仕事をしているのにこの格差!道労連が行った最低生計費の調査でも、全労連が全国で行った調査でも、25歳単身者が人間らしく暮らすためには、全国どこでも時給1500円(月23万円)が必要だという結果が出ています。

 

 今日は中央最低賃金審議会目安小委員会も開催されています。中央の目安がどう出ても北海は1000円に引き上げる!1500円を早期に目指す!北海の最賃審議会のみなさんには決断していただきたい!最賃の大幅引き上げを!

   (小田島佳枝さんのfacebookから)


(2018/06/08)中学校「道徳」教科書展示会に行ってきました。

 昨日、札幌市役所1階の中学校教科書展示会に行ってきました。

 夕方行きましたが、展示会に来ている人はほとんどいませんでしたが、担当者に聞いたところ、平日は50人ぐらい来ますよ、とのことでした。札幌市役所は17時15分で終了になっていて、もっと時間延長をすべきなのにと思いました。

 さて、教科書会社は8社あり、1時間では結構厳しいです。

 注目の日本教科書会社は、安倍首相のブレーンで道徳推進の八木秀次氏らが2016年に設立しました。日本会議が求める特異な歴史観に基づき、日本礼賛、愛国心をあおるといわれています。

 どの教科書会社も22の徳目にそって作っているため、似た感じがするのは否めません。

 例えば、ルールを守るということが強調され、そのルールは、自分たちでより良いものに変えていくことができるんだという観点が必要ですし、子供たちに身近なルールを見直す力を養うことが必要だと思いますルールを守る美徳だけ言われたら窮屈で、このルールは本当にいいのか考える力が育たないのでは。校則がその典型ですし、社会的ルールはどうでしょうか。

 どの教科書にもスーパースターが登場し、オリンピックで金メダルを取るような選手がもてはやされます。その選手は努力したと思いますし、すごいなと思うことはあるでしょう。でも、みんながスーパースターにはなれませんし、いくら努力しても到達できないことは山のようにあります。できないことの方が多いのですから、そこはどう考えますか。

  以上、とりあえずの雑感ですいません。

 個人的には「光村」がいいかなと思っても、そんなにいいとも断言できません。

 最終的には、教科書を使いながら、教材の弱点を抑え、教師の資料や話の膨らませ方を工夫して実践することになるのでしょう。国際貢献について扱う教科書はありますが、平和や戦争・国際紛争についてはほとんど扱われていないので、残念です。(新保)

(2018/05/08)さっぽろ大通公園で「えがお署名」の街頭宣伝署名行動を行いました

 5月8日、 札幌 の大通公園で「ゆきとどいた教育をすすめる北海道連絡会」による「えがお 署名」の街頭・ 宣伝行動を行い、道高教組・ 道教組・新婦人から10 名が参加 しました。

 買い物の札幌市民だけでなく、昼食に出かけるサラリーマン、観光客・修学旅行生も多く、リレートーク で40分間宣伝し、53 筆の署名が集まりました。

 冬の長い北海道も、外で宣伝できる暖かな季節になってきました。今後各地で、街頭宣伝・署名行動を 展開していきましょう 。

(2018/05/01) 第89回メーデーが全道各地で行われました

檜山管内では、2カ所110名の参加で行われました

<桧山北部=せたな集会>

   

 参加者21名で例年通り北部3町を車パレードしました。渡島信金労組の中原さんに連帯のあいさつをいただきました。安倍政権五年間の政策に抗議の声をあげました。

 

<桧山南部=江差地区集会>

 

 参加12団体と個人で90人。江差茂尻児童公園で集会。実行委員長の大石準さん(桧山教組江差支部書記長)が主催者挨拶し、教育現場の過酷な働き方を告発(挨拶文別添)。年金者組合桧山支部、新婦人の会江差支部、全北海道退職教職員の会桧山支部、道南勤労者医療協会江差診療所、日本共産党江差町委員会の5団体がトーク、各分野の現状や取り組みを交流。集会宣言を採択し、デモ行進へ。

 江差町市街地と観光スポットの「いにしえ街道」を行進。「9条改憲反対」「子どもと教育を守ろう」「生活と生業を守ろう」などとシュプレヒコールをあげて、町民に訴えました。家から沿道に出てきて歓迎してくれる方もいました。1時間ほどで終着点の小公園に到着。デコレーションコンクールの発表で盛り上がりました。第1位は、大蛸に絡め取られた「隠ぺい」「改ざん」「ねつ造」「圧力」「セクハラ」を仕立て上げた超大型のプラカード、道退教と年金者組合の合作。

清末さんの憲法講座から始まった室蘭のメーデー

根室のメーデー

札幌では、3000名が集まりました(主催者発表)

稚内のメーデーパレード

釧路メーデー前日交流会

釧路でのメーデー当日

夕張でのメーデー


(2018/04/05)斎藤鉄也書記長が、着任しました

子どもたち・保護者・地域の皆さんに熱く感動的に送り出していただきました

 4月から専従生活がスタートしました。

 現場を離れることは、とても大きな決断でした。現場を離れる決意を固めてからの1年半は、子どもと関わる全てのことが、これまで以上にかけがえのない貴重なものに感じられました。田舎の小さな学校でしたから、3月の離任式以降は、子どもも保護者も地域もとても温かく熱く感動的に送り出してくださり、枕を濡らす日々が続きました。専従になるという決断が、世界の見方を変え、密度の濃い日々を経験できたのだと思います。

 専従を経験した諸先輩方は、専従を経験してよかったと言います。世界の見方が広がって、教師としての成長にもつながったと、だからぜひ専従になるべきだと励まされました。今、学校では子どもも教師も悲鳴を上げ、解決しなければならないたくさんの問題があります。書記長の重責に力量不足も自覚していますが、自ら状況を作り出す主体としての意識を持ってがんばります。

訪 問 者

カウンター カウンター
全教共済 民主教育研究所
子どもの権利・教育・文化 子ども全国センター
教育子育て 九条の会
九条の会