道教組NEWS

(2019/05/09)根室教組中標津・別海支部合同で、「新しい仲間を迎える会」を開催します

(2018/11/03~04)2018合同教育研究全道集会が開催されました

2018全道合研 梅原講演 資料.pdf
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(2018/09/21)道教組は、道教委に「胆振東部地震被害にかかる要求書」を提出

2018年9月21日

北海道教育委員会

   教育長 佐藤 嘉大 様

                                                          全北海道教職員組合  

                                                            執行委員長 川村 安浩

 

胆振東部地震被害にかかる要求書

 

 9月12日に胆振東部地震被害にかかる緊急要求書を提出しましたが、その後も、全道の組合員から以下のような状況が報告されています。

 

◎学校の再開の状況

・地震当日に、十勝管内3町で、停電の中に授業が行われた。浦幌町、陸別町では、通常通りの6時間授業

 を実施。陸別町では給食の手配ができず、備蓄されていた非常食を給食の代わりとした。

・日高では、児童生徒も教職員も大きな被害を受けた中、複数の学校で、地震翌日から授業が再開された。

 新ひだか町の2校では、朝4時に停電から復旧したことを理由に、授業が再開された。教職員の多くは自

 宅が停電、断水、損壊などの被害。電話は復旧しておらず、担任が携帯電話で児童生徒に連絡した。給食

 の代わりに非常食を出して、6時間授業を実施した。

・安平町では、自宅が大きな被害を受け、避難所にいる児童生徒もいる。教職員は自身も被災しながらも連

 日出勤し、学校の復旧等に尽力していた。学校の再開にあたって、教職員への打診等が一切行われないま

 ま、実施された。避難所から通学する子もいる中、体育館もグランドも使用できず、児童の不安やストレ

 スに十分に対応できる体制が整っていない。

 

◎児童生徒への対応について

・停電で電話が通じないため、多くの教員が携帯電話を使用して各家庭に連絡を行った。

・被害の大きかった地域で、地震当日から担任する児童生徒の家を家庭訪問した学校もある。停電のため、

 信号は止まり、昼食も手に入らない中、多くの教員が一日がかりで各家庭を回った。

◎教職員の勤務対応について

・停電の中、授業が再開された学校では、遠距離から通勤している教職員がガソリンの給油をすることがで

 きず、除雪機用のガソリンで急場をしのぎながら、ガソリン切れの不安を抱えての通勤を余儀なくされ

 た。

・停電で休校の期間、多くの学校では、自宅待機、災害事故休暇、住居滅失休暇等の対応となったが、中に

 は出勤や年休対応を求められる学校もあった。

・災害事故休暇の教職員が、食料や燃料を確保するために外出する際には年休対応を求められた。

・年老いた母の自宅が大きな被害を受けた教職員が、母を避難所に送り届けた後、休暇制度がないために翌

 日から勤務となった。

◎停電時の備えについて

・寄宿舎のある養護学校では、休校の期間中、生徒を自宅に引き渡すのに時間がかかり、日曜日まで残った

 生徒もいた。水や食料の備蓄が2食分しかなかったため、多くの備蓄が必要と感じた。

・児童の薬の中には、冷蔵庫で保管しなければならないものもある。聞き取りを行った養護学校では教員の

 発電機を使用したが、停電時の備えとして学校には発電機が必要との声も上がった。

・避難所となった学校では、停電のために避難所としての機能が不十分だったのではという心配や、避難所

 となる学校に発電機の設置が必要との声が上がった。

 

 学校再開後も、多くの児童生徒が心身の不調を訴え、欠席をしたり保健室に通ったりする児童生徒も多くいます。また、教職員の疲弊も深刻であり、不調を訴える教職員もいます。

 つきましては、以下のように緊急の要求をいたしますので、よろしくお願いいたします。併せて、市町村・市町村教育委員会への働きかけもよろしくお願いいたします。

 

 

1.災害時における学校再開の判断について

・学校再開の対応が学校によってばらつきがあったことをふまえ、児童生徒や教職員の安全や、安心して教

 育活動に専念できる環境等に十分に配慮し、拙速な再開とならないようにすること。

・停電・断水・給食の手配などの問題を抱えながらの学校再開とならないよう、災害時の学校再開の判断基

 準を整えること。

・学校の再開にあたって、実際に指導にあたる教職員の意向を尊重し、合意と納得を大切にすること。

・災害時の休校にあたって、画一的な「授業時数確保」の押し付けを行わず、学校の実態や現場の裁量を最

 大限に尊重すること。学校再開にあたって、「授業時数確保」を目的に拙速な再開となることがないよ

 う、校長や各市町村の教育委員会に働きかけること。

 

2.子どもの心のケア、健康保持、支援について

・被災の大きな学校、避難所となっている学校には、教職員や養護教諭、事務職員など必要な人員を臨時的

 に配置すること。

・災害を体験した子どもたちの心のケアのため、スクールカウンセラーを配置すること。

・避難所となっているために体育館やグランドが使用できない学校について、児童生徒が体を動かすことが

 できるよう、特段の配慮を講じるよう、校長や各市町村の教育委員会に働きかけること。

 

3.教職員の勤務条件整備について

・教職員の心のケアとメンタルヘルスの維持のため、最大限配慮すること。

・交通機関や道路の状況によって通勤が難しいと思われる場合は、教職員の安全を最優先し、無理に通勤さ

 せないよう各学校・教育委員会を指導すること。

・児童生徒の安否確認などで使用した携帯電話代などの自己負担分を保障すること。業務で使用した携帯電

 話代が自己負担とならないよう、環境整備を整えるよう、校長や各市町村の教育委員会に働きかけるこ

 と。

・児童生徒の安否確認や連絡のための家庭訪問で自家用車を使用した場合の外勤旅費を補償すること。過度

 な業務とならないよう、災害時の家庭訪問について判断基準を整えること。

・災害による学校休校時の教職員の休暇が適切に取得できるよう、校長や各市町村の教育委員会に働きかけ

 ること。

・親族の被災に際して援助ができるよう、住居滅失休暇の適用範囲を親族にまで拡大すること。

 

4.災害による停電時の備えについて

・寄宿舎のある養護学校については、水や食料の備蓄を7日分確保すること。

・養護学校や避難所となる学校については、発電機を設置すること。

(2018/09/12)道教組/道高教組は「胆振東部地震被害にかかる緊急要求書」を道教委に提出しました

2018 912

事        高橋 はるみ 様

北海道教育委員会 教育長    佐藤  嘉大 様 

 

                                                                        北海道高等学校教職員組合連合会

                                                                                             中央執行委員長 尾張  聡                                                                                   全北海道教職員組合                                                                                                                                         執行委員長       川村 安浩                                                                                                                                               

胆振東部地震被害にかかる緊急要求書

 

 日頃より、教育条件整備にご尽力いただいておりますことに心から感謝申し上げます。

 96日(木)、胆振地方中東部を震源として発生した地震は最大震度7を観測し、人的被害、建物被害が多く生じています。亡くなられた方々とご家族のみなさんに心から追悼の意を表します。また、被害にあわれた皆さまに心からお見舞いを申し上げます。さらには、全道的な停電や各地での断水で、被災者であるにも関わらず懸命に奮闘された道職員のみなさんに心から敬意を表します。

 北海道高教組、道教組は、特に被害が大きかった胆振地方、日高地方を中心に被害状況の聞き取り調査を実施しました。以下の状況が報告されています。

 

l  不安の中でおびえる子、揺れていると怖がる子、眠れないと訴える子が増えている

l  避難指示が出ており、校舎や体育館が使えない。学校再開の見通しがたたない

l  公宅のひび割れが大きく、余震で大きくなっており心配。避難指示が出ており公宅に住めない

l  公共交通機関の再開の見通しがたたず、生徒が通学できない。通学に支障をきたしている

l  生徒に給食を提供できない。限られた食材の中での給食の提供に苦慮している

l  修学旅行や宿泊研修の延期の調整を行っている

 

 このように、被災地の困難はいっそう深刻度を増しており、このことは子どもたちにも大きな影を落としており、一刻も早い復旧と再建、生活の安定が求められます。また、教職員の疲弊も深刻であり、不調を訴える教職員が増えることも予想されます。

 つきましては、以下のように緊急の要求をいたしますので、よろしくお願いいたします。併せて、市町村・市町村教育委員会への働きかけもよろしくお願いいたします。

 

 

1.    安全・安心な教育環境の確保について

(1)施設・設備の被害状況を早急に調査し、修理・修繕すること。市町村立学校の修理・修繕についても、道の財政支援を検討すること。

(2)被災した教育備品、教材などについて、調査の上、措置すること。

(3)ブロック塀の倒壊防止などの安全対策を急ぐこと。

(4)災害時に避難所としての役割も果たす学校施設の防災機能の強化、耐震化の完全達成に向けた支援を図ること。

2.    子どもの心のケア、健康保持、支援について

(1)被災した児童生徒に、授業料無償化の拡大、校納金の免除・代替、教科用図書購入費、制服購入費及び修学旅行費の全部又は一部の給付、高校入学検定料の免除など、緊急の就学援助を行うこと。

(2)被災によって遠距離通学を余儀なくされている児童生徒に交通費を補助すること。

(3)保護者・子どもの要望をもとにスクールバスの本数を増発するよう市町村や関係各所に働きかけること。

(4)通学や就職、進学試験等へ支障のでないよう、被災地の道路やJRの復旧を急ぐとともに、代替交通機関の運行や増便を関係各所に働きかけること。

(5)916日からの就職試験に向け、被災した高校生の就職希望者が不利益を被ることがないよう、北海道経済連合会や北海道商工会議所連合会等の経済団体に、特別な配慮をするよう働きかけること。

(6)要望のあった学校には、教職員や養護教諭を加配すること。

(7)災害を体験した子どもたちの心のケアのため、要望のあった学校には、スクールカウンセラーを配置すること。

(8)生活困難な子どもや家庭への支援を強化すること。ソーシャルワーカーを増員し、要望のあった自治体に配置すること。

(9)被災した進学希望者には、返済不要の奨学金を給付すること。また、無利子奨学金借入枠の拡大と返済期間の延長を行うこと。

 

 

3.    教育課程・教育内容について

(1)さまざまな困難を抱える被災校において、教職員が十分に子どもと向き合えるような時間が取れるよう配慮すること。

(2)各学校において編成された教育課程を尊重し、学校の教育活動を支えるよう尽力すること。

(3)臨時休校や災害による通学困難となった学校の実態や現場の裁量を最大限に尊重し、画一的な「授業時数確保」の押し付けを行わないこと。

(4)臨時休校の判断基準を再確認し、交通機関や道路の状況によって登校が難しいと思われる場合は、児童生徒の安全を最優先し、無理に通学させないよう各学校・教育委員会を厳しく指導すること。

(5)保護者の失業や死亡、家を失うなど様々な困難を抱え、悪条件の中での学習を余儀なくされている被災地の受検生について、十分な配慮を行うこと。

 

 

4.    教職員の勤務条件整備、健康保持、生活支援について

(1)教職員の心のケアとメンタルヘルスの維持のため、最大限配慮すること。

(2)「特殊業務手当」など実績どおり支給すること。

(3)災害時、災害後の教職員の勤務と保障を明確にし、割り振り変更もきちんと行うこと。

(4)児童生徒の安否確認などで使用した携帯電話代などの自己負担分を保障すること。

(5)交通機関や道路の状況によって通勤が難しいと思われる場合は、教職員の安全を最優先し、無理に通勤させないよう各学校・教育委員会を指導すること。

(6)ボランティア休暇を積極的に取るよう、校長や各市町村の教育委員会に働きかけること。

(7)被災した教職員に対して、教育活動に係る書籍文具類購入や住宅再建・確保、通勤用自家用車購入等の財政補助をするなど、生活支援を強化すること。

 

 

以 上

 

 

 

 

(2018/08/29)道退教・道高退教などが,札幌大通りで「ゆきとどいた教育全国署名」

「教え子を再び戦場に送るな!北海道の会」は今回「オスプレーやイージズアショアより教育に予算を増やせ」と「ゆきとどいた教育を求める全国署名」に取り組みました。涼しくなった札幌大通西3丁目。行き交う人たちも涼しげで楽しそうな表情。財務省に教育予算要求をする文科省も「頼りにしている」唯一の署名です。20数年で集めた署名は4億5千万筆!赤ちゃんも含めて全国民が4回署名したことになる数です。
 元校長を含め6名がマイクで署名への協力を訴える。あちこちに対話の輪ができる。高校生たち「どれでけ署名を集めると実現できるの」と率直な質問。ただひとり会議参加途中に寄ってくれた現職の教職員組合書記長さんの話は具体的説得力ある。

(道退教事務局長:土井壽 記)


(2018/08/06)  2018年度「全国学力・学習状況調査」結果公表にあたって【見解】

  「全国一斉学力テスト」による競争教育・順位争いにいつまで振り回されるのか 

    ~子どもたちの豊かな成長・発達を  保障する教育を大切にしましょう~

2018年8月6日        

        

北海道高等学校教職員組合連合会

 

1 文科省・道教委は、「全国一斉学力テスト」を使い、学校・教員・子どもを息苦しい学力競争に追い込んでいます 

文科省は7月31日、全国の小学校6年生と中学校3年生を対象に実施した「全国学力・学習状況調査」(以下、「学力テスト」)の都道府県・政令指定都市ごとの結果を公表しました。

道教委の佐藤嘉大教育長は今回の結果を受け、「本道の状況は、全国の平均正答率との差が中学校国語A・理科で上回り、中学校国語Bで同じになるとともに、他の教科では全国平均に達していないものの小学校国語A、中学校数学Bで差が縮まるほか、小学校、中学校ともに正答率の少ない児童生徒の割合が減少するなど、改善の傾向がみられます。全国平均以上という目標の実現に向けて、調査結果等を活用した検証改善サイクルの確立、基礎、基本を定着させ見通しをもって主体的に学ぶことのできる指導の充実、・・・一定の成果として現れているものと考えています」とのコメントを公表しました。

道教委は「すべての教科で全国平均以上となるよう目標の実現に向けて取り組む」という方針を掲げ、子どもや教員ばかりでなく、家庭までも過度な点数競争に巻き込み、追い込み、本来人間的成長の場である学校という空間を息苦しい競争社会に変えてきました。

また、「学力テスト」と同時に行われる質問紙調査(学習状況調査)の結果も公表しました。「学校の決まりを守っている児童生徒の割合」「学習規律の維持の徹底を『よく行った』学校の割合」など、日常生活を詳細に質問し、肯定的な回答を「子どもや学校のあるべき姿」として生活目標に刷り込もうとする仕組みとしています。規律維持を求めるあまり、上意下達の学校のスタンダード化によって、「こうあるべき」が押しつけられ、子どもたちのすこやかに成長する権利が奪われています。

 

2 長時間過密労働の中、本来必要な授業準備の時間さえない教員のためにも、学力テストの見直しは喫緊の課題

文科省・道教委による「学力テスト」競争は年々苛烈になり、全道でチャレンジテストによる反復練習や過去問対策が常態化しており、生徒の知的好奇心を刺激するはずの楽しい授業が、「学力テスト」対策に追われ、人間的関わりを紡ぐ、生きいきとした学校生活にゆがみが生じています。

道教委は、各学校にチャレンジテストを強制し、春休みの宿題を促し、過去問や類似問題の繰り返し、日常的に宿題を増やすなど学テ対策に躍起になっています。家庭学習時間を増やすことや個別の事情などお構いなしに一方的な生活習慣を家庭に押しつけており、保護者からは「学校の宿題が多すぎて大変です。子どもたちの遊ぶ時間がありません」などの声が出ています。

昨年(2017年)3月、福井県で担任の行き過ぎた叱責を原因として、中2男子が自殺した事件がありました。この問題に関わって昨年12月に福井県議会が教育行政の抜本的な見直しを求める意見書を採択しました。意見書では、「学校の対応が問題とされた背景には、学力を求めるあまりの業務多忙もしくは教育目的を取り違えることにより、教員が子どもたちに適切に対応する精神的なゆとりを失っている状況があったのではないかと懸念するものである」と指摘しており、文科省が推し進めてきている学力重視への批判とともに、生徒一人ひとりに教員が向き合える教育環境が必要だと訴えています。テストの準備と実施・結果配布、答案コピーの独自採点などの学テ対策のために、本来必要な授業準備の時間さえない教員のためにも、学力テストの見直しは喫緊の課題です。

 

3 財界の要請に沿ったグローバル人材育成、競争主義、「学力テスト」の弊害を改め、子どもたちの豊かな成長・発達を保障する教育を大切にしましょう

 

政府は「世界で企業が一番活躍しやすい国」を支えるグローバル人材を求める財界の根強い要請に沿って、競争主義社会を勝ち抜いた一部のエリートを中心とした社会、弱者冷遇の新自由主義的社会の固定化めざし躍起になっています。こうした社会だからこそ「学力テスト」は、学校と教員を点数偏重主義にいっそう駆り立てるシステムとなり、早期に「エリート」を選別するために機能していると言えます。こうした過度な競争主義によって、子どもたちの学ぶ意欲ばかりか個性や発達にまで歪みが生じてきていることは、多々指摘されているとおりです。

子どもの権利条約31条では、「休憩及び余暇についての児童の権利」「文化的及び芸術的な生活に十分参加する権利」を謳っていますが、日本の子どもたちには、休憩や余暇を楽しむ時間は保障されないのでしょうか。日本の過度な競争主義に対し、国連子どもの権利委員会は、数度に渡り問題点を指摘しているのは周知の通りです。

文科省は2015年、全教(全日本教職員組合)の申し入れに対し、「全国的な学力の把握は数パーセントの実施で可能」と回答しています。毎年50億~60億円も使い、同じような傾向を把握するための、全員参加の「学力テスト」は直ちに中止すべきです。そしてこの予算は、35人学級の拡充や長時間過密労働で日夜働いている教員の負担軽減など教育条件整備に使うべきです。

 

文科省・道教委には、子どもと教員、保護者に過度のストレスをかける政策から、子どもたちの豊かな成長・発達を保障する教育という憲法や子どもの権利条約の基本に立ち返って、その競争主義的な教育政策を根本的に転換することを求めます。

(2018/07/22)「ゆきとどいた教育を進める北海道/東北集会」が開催されました

  7月22日、「ゆきとどいた教育をすすめる北海

道・東北集会」が開催され、北海道各地から、そして東北3県から合わせて41名が参加しました。

高教組の尾張委員長から開会あいさつがあり、「今年の集会は、北・東北ブロックの高校生の修学保障問題も含め、本日の集会として開催します」との趣旨説明がありました。

  最初、「ゆきとどいた教育をすすめる北海道連絡会」の総会がありました。新保事務局長から2017年度の活動報告や署名集約数の報告があり、今年度は、必要に応じて自治体訪問すること、えがお署名の集約で約6400筆になったこと、教育全国署名8万筆を目標に12月1日までとりくむこと等、2018年のとりくみ方針が提案され、承認されました。

そのあと、全教の波岡執行委員から教財関係の情勢報告があり、文科省予算の教員定数について資料を使い、詳しい説明がありました。

 

 ≪とりくみ経験交流≫

◆南幌高校の小林さんから、平成33年に南幌高校が募集停止になること、7月10日に「存続を求める集会」を開催し、参加者が60人も集まったことの報告がありました。地域から高校がなくならないように南幌町とも懇談を行ったそうです。町内の呉服屋さんとのつながりで、教育全国署名を集めてくれるとの話もありました。

 

◆士別南小学校の中村さんから、小学校1年生の

授業が3時間では難しいです。授業内容が多すぎて、3・4年、5・6年と高学年になるにつれ、だんだん子どもの顔が曇ってきます。先生方も安心して働ける状況ではありません。上川教組は20数名ですが、対話することが大事で、職場での声かけを大事にしてとりくみます。

 

◆新婦人からのメッセージ紹介

『えがお署名』は、2000筆を越え、教育問題に対する関心は高いです。6月に企画された教育座談会には、子育て中の会員10人が参加し、予想以上に参加者が多く、子どもの学校生活を通して感じていることをおしゃべりする場が求められていると実感しています。今、新婦人では、中学校道徳教科書採択にむけて、教育委員会へ要望書を届けるとりくみを強めています。

 

  他に道退教の阿部さん、高教組の北村さんからも発言がありました。

 

7・25中央行動で文科省に「えがお署名」9万1461筆を提出

7月25日、全教、教組共闘連絡会、子ども全国センター、憲法・教基法全国ネット主催の「えがお署名提出行動」が文科省前で開催されました。

 参加者の代表が、全国から集まったえがお署名9万1461筆を文科省に提出し、教育予算増額の要請を行いました。道教組・高教組からも参加しています。


(2018/06/15)「教育座談会」で保護者から疑問や意見が続出 (2回目)

 宿題って多くないですか?等々が出されました

あるお母さんの話

 うちの学校はどう考えても宿題が多いんです。国語と算数なんですが3・4年生に裏にクイズみたいのがあって、親も分からないくらい難しい宿題も出るので、子どもが一人でできる宿題にしてほしいです。

私はある女性団体の寺子屋小組にかかわっていて、そこに来るお子さんの宿題を見ると、表の算数だけでも結構あるのに、裏もびっちりあるんです。4時過ぎに学校から帰って、それから宿題したら遊ぶ時間がないですよね。こんなに勉強、勉強と追い込んだら子どもたちがかわいそうです。

 

中休みに委員会活動ってかわいそう!

あるお母さん(B)の話

 中休みや昼休みに委員会活動するのは何でですか?委員会活動も大事だと思いますが、6時間も勉強して、中休みまで委員会はかわいそうです。

 休み時間の係活動もありますよね。学校側が委員会や係活動の時間を他に提供できないのでしょうね。また、給食を食べるのが遅いと怒られたり、残量が多いと、学級間で比較されたりするんですよね。

………

(2018/07/10)道労連が最賃アクション

 今日、2回目の北海最低賃金審議会が行われました。

 

 日本の最低賃金は、都府県ごとに決められていて、最高は東京の時給958円。最低は高知や九州などの737円。北海は今、810円です。同じ仕事をしているのにこの格差!道労連が行った最低生計費の調査でも、全労連が全国で行った調査でも、25歳単身者が人間らしく暮らすためには、全国どこでも時給1500円(月23万円)が必要だという結果が出ています。

 

 今日は中央最低賃金審議会目安小委員会も開催されています。中央の目安がどう出ても北海は1000円に引き上げる!1500円を早期に目指す!北海の最賃審議会のみなさんには決断していただきたい!最賃の大幅引き上げを!

   (小田島佳枝さんのfacebookから)


(2018/06/08)中学校「道徳」教科書展示会に行ってきました。

 昨日、札幌市役所1階の中学校教科書展示会に行ってきました。

 夕方行きましたが、展示会に来ている人はほとんどいませんでしたが、担当者に聞いたところ、平日は50人ぐらい来ますよ、とのことでした。札幌市役所は17時15分で終了になっていて、もっと時間延長をすべきなのにと思いました。

 さて、教科書会社は8社あり、1時間では結構厳しいです。

 注目の日本教科書会社は、安倍首相のブレーンで道徳推進の八木秀次氏らが2016年に設立しました。日本会議が求める特異な歴史観に基づき、日本礼賛、愛国心をあおるといわれています。

 どの教科書会社も22の徳目にそって作っているため、似た感じがするのは否めません。

 例えば、ルールを守るということが強調され、そのルールは、自分たちでより良いものに変えていくことができるんだという観点が必要ですし、子供たちに身近なルールを見直す力を養うことが必要だと思いますルールを守る美徳だけ言われたら窮屈で、このルールは本当にいいのか考える力が育たないのでは。校則がその典型ですし、社会的ルールはどうでしょうか。

 どの教科書にもスーパースターが登場し、オリンピックで金メダルを取るような選手がもてはやされます。その選手は努力したと思いますし、すごいなと思うことはあるでしょう。でも、みんながスーパースターにはなれませんし、いくら努力しても到達できないことは山のようにあります。できないことの方が多いのですから、そこはどう考えますか。

  以上、とりあえずの雑感ですいません。

 個人的には「光村」がいいかなと思っても、そんなにいいとも断言できません。

 最終的には、教科書を使いながら、教材の弱点を抑え、教師の資料や話の膨らませ方を工夫して実践することになるのでしょう。国際貢献について扱う教科書はありますが、平和や戦争・国際紛争についてはほとんど扱われていないので、残念です。(新保)

(2018/05/08)さっぽろ大通公園で「えがお署名」の街頭宣伝署名行動を行いました

 5月8日、 札幌 の大通公園で「ゆきとどいた教育をすすめる北海道連絡会」による「えがお 署名」の街頭・ 宣伝行動を行い、道高教組・ 道教組・新婦人から10 名が参加 しました。

 買い物の札幌市民だけでなく、昼食に出かけるサラリーマン、観光客・修学旅行生も多く、リレートーク で40分間宣伝し、53 筆の署名が集まりました。

 冬の長い北海道も、外で宣伝できる暖かな季節になってきました。今後各地で、街頭宣伝・署名行動を 展開していきましょう 。

(2018/05/01) 第89回メーデーが全道各地で行われました

檜山管内では、2カ所110名の参加で行われました

<桧山北部=せたな集会>

   

 参加者21名で例年通り北部3町を車パレードしました。渡島信金労組の中原さんに連帯のあいさつをいただきました。安倍政権五年間の政策に抗議の声をあげました。

 

<桧山南部=江差地区集会>

 

 参加12団体と個人で90人。江差茂尻児童公園で集会。実行委員長の大石準さん(桧山教組江差支部書記長)が主催者挨拶し、教育現場の過酷な働き方を告発(挨拶文別添)。年金者組合桧山支部、新婦人の会江差支部、全北海道退職教職員の会桧山支部、道南勤労者医療協会江差診療所、日本共産党江差町委員会の5団体がトーク、各分野の現状や取り組みを交流。集会宣言を採択し、デモ行進へ。

 江差町市街地と観光スポットの「いにしえ街道」を行進。「9条改憲反対」「子どもと教育を守ろう」「生活と生業を守ろう」などとシュプレヒコールをあげて、町民に訴えました。家から沿道に出てきて歓迎してくれる方もいました。1時間ほどで終着点の小公園に到着。デコレーションコンクールの発表で盛り上がりました。第1位は、大蛸に絡め取られた「隠ぺい」「改ざん」「ねつ造」「圧力」「セクハラ」を仕立て上げた超大型のプラカード、道退教と年金者組合の合作。

清末さんの憲法講座から始まった室蘭のメーデー

根室のメーデー

札幌では、3000名が集まりました(主催者発表)

稚内のメーデーパレード

釧路メーデー前日交流会

釧路でのメーデー当日

夕張でのメーデー


(2018/04/05)斎藤鉄也書記長が、着任しました

子どもたち・保護者・地域の皆さんに熱く感動的に送り出していただきました

 4月から専従生活がスタートしました。

 現場を離れることは、とても大きな決断でした。現場を離れる決意を固めてからの1年半は、子どもと関わる全てのことが、これまで以上にかけがえのない貴重なものに感じられました。田舎の小さな学校でしたから、3月の離任式以降は、子どもも保護者も地域もとても温かく熱く感動的に送り出してくださり、枕を濡らす日々が続きました。専従になるという決断が、世界の見方を変え、密度の濃い日々を経験できたのだと思います。

 専従を経験した諸先輩方は、専従を経験してよかったと言います。世界の見方が広がって、教師としての成長にもつながったと、だからぜひ専従になるべきだと励まされました。今、学校では子どもも教師も悲鳴を上げ、解決しなければならないたくさんの問題があります。書記長の重責に力量不足も自覚していますが、自ら状況を作り出す主体としての意識を持ってがんばります。

訪 問 者

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