(2021/11/18)2021年合同教育研究全道集会が終わりました。おもに、小・中・特別支援校などの参加者および学生の方などの感想を紹介します

(国語教育分科会)

○非常に学びがある会でした。各現場のリアルと実践を知ることができてとてもよかったです。学んだことを、生かしていきたいと思います。

○全道は広いから、違う地域で行われていることがとても新鮮であったり、驚きであったり勉強になる。そういう意味ではオンラインでも開催できているのはうれしい。広がりのなさという課題もあるが、国語分科会の問題というよりも、個人で独自の教科実践を展開して実践としてまとめるということ自体ができずらい世の中になってきている。周りを見渡しても教科書の枠を出ての実践をしている例を見かけることがない。今後も、なかなか実践レポートの広がりはあまり期待できないのではないか。実践レポートを書けなくても、何か突破口をほしいと思っている人が参加していけるような分科会なれないか?実際の集会に加え、ハイブリッド方式で分科会に参加したり質問したりできるような。 あと、2週にわたっての開催は2回連続土日が使われるので1回にまとめてほしい。

○久しぶりにレポーターとして参加することができて、現場に戻った喜びを改めて感じています。

Tさんの実践など、わくわくするような実践を目にして、楽しい時間を過ごすことができました。

時間不足を気にして、細かい点までの発言を遠慮していました。オンラインでは、このくらいの時間配分が精一杯と思います。状況が改善すれば、札幌で、時間をかけてたっぷりと語り合いたいと思います。

いつもの方に加えて若い方の参加とT先生の参加がありましたが、新卒2年目の若い先生にとって、参加してよかったと、合研の学びを心の拠り所とできるようなレポート討議となっていたのか、心配もあります。

若い先生にとっての苦しさは、以前よりも増しているように感じます。「スタンダード」化、「メンター・メンティー」などの枠組みにはめ込まれる苦しさにもっと心を寄せ、教育の願いや希望を確かめ合えるような討議を意識したレポートづくりが大切なのではないかと感じました。

また、若い先生の参加、レポーターの拡大は、私たちが率先して声をかけ、広げていく努力をしなければならないと感じました。

 

(外国語教育分科会)

○普段話を聞く機会がない高校での外国語教育の取組について知ることができ、有意義でした。特に千歳高校の取組が大変興味深かったです。

 

(社会科教育分科会)

○(歴史教育協議会の方)小学校の実践報告が自分しかおらず残念でしたが、普段はなかなか聞くことができない、高校の実践をたくさん聞くことができました。

やはり、社会科は学習したこと、世の中のことを自分に引き寄せる。そして、自分に何ができるか考えることが肝だと、確信しました。それは、小中高校それぞれの学校段階にあわせてすべての段階で授業づくりで意識していくことだと感じました。ICTに関しては、便利な道具、交流を促進する道具としての活用が見られ、自分の考えている方向性はどの学校段階でも方向性は同じだと確信できました。

○社会科教育の分科会は、参加者が大学生や若い先生から再任用の先生方までと幅広かったので、いろいろな視点から意見を交流することができて大変内容の濃いものになりました。

校種も小中高大の方がいて(義務制の参加は少なかったのですが)生徒を育てるためにはもっと連携していかなくてはならないと思いました。例をあげると主権者教育に関してなどは高校で取り組んでは遅い、小中から民主主義や自治的な活動の意義などの意識を高めていかないといけないなどを再確認することができました。

そして、今時ですがICTを活用した授業の実践報告も多く、ICTありきではない効果的な活用の仕方も考えることができました。

二年目なので、昨年よりもオンラインでの研究討議などがスムーズにできたと思います。事務局の皆さん、運営ありがとうございました。

○(学生の方)現代社会で世界的にもますます重要性を増している様々な課題について、重要な視座や見解をたくさん伺うことができて、大変勉強になりました。改めて現場でご勤務されている先生方のプロフェッショナル性や、授業に込められた高度な工夫を知り、今後私が取り組むことになる教育実習などでの授業実践にも生かしていける知見を豊富に得ることができました。普段の大学の教職課程ではなかなか知ることのできない部分でしたので、本日獲得した問題意識を改めて大学に持ち帰り、しっかりと自分なりの解答や軸を持った教員になれるよう努力していきたいと思います。本日はありがとうございました。

 

○(学生の方)今回分科会に初めて参加したが、地歴公民すべてについて縦断的にお話を聞くことは普段の授業でもないので新鮮だった。特に学校における社会科教育が生徒たちの人生にどう影響するのかについて新たな見解を得られたのは大きな収穫だったので、私自身他者と議論することの大切さを再確認することができた。

 

(数学教育分科会)

○大学入試の問題の検討から純粋な数学の内容まで多岐にわたる内容でした。レーポートを持って参加し様々なご指摘を受けたことは大変貴重な経験であったと思います。ただ、レポート数や参加人数の減少、オンラインの良さはあると思うのですがリアルで行えない歯がゆさもあったと感じています。ありがとうございました。

○(退職教員の方)退職して以来久しぶりに参加させていただきました。途中、突然の来客で中座し、失礼しました。内容について行けるのか心配でしたがやはり数学のお話は聴いていて楽しいです。

U先生の室工大の学生さんへの集中講義の内容は贅沢過ぎると思いました。どの時間一つとっても内容が豊かで深いです。質問や対話の時間を取ってじっくり理解し取り込みたい内容ばかりです。室工大の学生さんは幸運でしたね。

M先生は大きなご病気の治療をされながらレポートをまとめられたのですね。論理学は学生時代難しくてそれ以来苦手でした。でも、本当は分かりたい自分もいます。いただいたレポートをもう一度じっくり読ませていただきます。

O先生の義務教育学校は驚きました。いつからそのような学校が作られ始めたのか、全く初めてお聞きする内容でした。他の参加者が発言されていた通り私も人数合わせの発想に思えましたが、成田先生が仰っていたように今後工夫や改善の余地があることを願います。そのためにも1年目の実践は大変だと思いますが問題提起を頑張っていただきたいです。

最後のN先生の発表はあれだけの難しい内容を短時間でわかりやすく説明してくださり、素晴らしかったです。ありがとうございました。

「大学入試問題の分析」は中座していてお聞きできずすみません。

 

(理科教育分科会)

○お疲れ様でした。来年こそは、みんなで集まって話をしたいです。Zoomは参加しやすい利点はあるのですが、面と向かって話し合えるのがいいです。若い先生が参加できるように工夫したいです。

 

(美術教育分科会)

○今回参加できたことにより、今後の図工教育において、子どもたちの評価をどのように捉え、実践していくべきか、多様な考え方を養うことができました。

 また、それ以上に分科会の大野先生とのお話が楽しく、図工教育の面白さや今後の課題について考えるきっかけとなったことも良かったです。

 学校種の異なる先生と良き討論ができ、財産になったと感じております。

 運営の皆さんも、このような機会を与えてくださり有り難うございました。

 

(音楽教育分科会)

○コロナ禍もありますが,それだけでなく,音楽を実践していくことの難しさがある中で,各地の先生方の取り組みがわかり,勇気づけられました。子どものよさに気付き,子どもを信頼することの大切さを改めて感じました。授業の歌声をいろいろな先生方に聞いてもらい意見をもらうことで,自分一人では気づけなかったことに気が付き,何倍にも自分の実践が前に進んでいくと感じ,参加して良かったと思いました。

○参加者6名、レポート3本と充実した分科会になってよかったです。

コロナ禍での困難さはありますが、そうでなくても子どもたちの自由な表現をどう保障するか、子どもたちの本心・本音に届く音楽の授業について考えることができました。

ありがとうございました。

○音楽を実践していくことがいろいろなことで難しい中,各地の先生方の取り組みがわかり良かったです。自分の実践を聞いてもらうことで,自分ひとりでは気が付かなかったことに気付くことができました

参加してよかったです。

各地の先生方の実践がわかりとても励まされました。

自分の実践を思い切って出しました。

リポートを出させてもらってよかったと思ったことは,゛子どもたちをもっと見直し,もっと受け入れて信頼していこう゛という気持ちになったことです。

といっても,この子たちを信頼していないわけじゃないんです。

昨日の分科会で,

「歌わない」ことを周りの先生方に言うのではなく,子どもがうたっていることを取り上げてという話がありましたが,歌わないことをあの子たちのマイナス面として悪く言おうとしているわけではないです。どうしたら歌うのかなというヒントが欲しいなという気持ちと,あの子達のことをオープンにしたいという思いはありますが。あまり気負って「歌わないんだよね」とは言っていません。

あのレポートの中にも書いたのですが,「今日は歌っていたね。もっと歌えると思う」と担任の先生に話しました。心からあの子達の声が聴けて嬉しかったので担任にそのことを話したので・・。

担任の先生が11月1日に音楽の授業にきてくれるまでほぼ声は聞き取れるかという程度でした。録音した時は,今までの中では1番声が出ていました。実際に教室で聞いているより録音の方が大きな声に聞こえました。録音して子どもの声を聴くことで気付くこともいっぱいありました。

私のレポートに対してだけでなく,石窪先生が話してくださることは,とても本質的なことだと思いました。手話についても,感覚的にも自分が感じていることを言葉にしてくださったと思いました。

3時間で3本のレポートは,なかなか時間が十分にとれなかったかなと感じましたが,短い時間の中で大切な話し合いができたと思います。

○昨年度と今年度、運営に関われなく申し訳ありません。今も状況は厳しいのですが、今日参加してとても得るものがありました。

やはり厳しい中でも人と交流することは大事ですね。私自身2年間、自分が所属している民教の団体や道民教の活動に参加していませんでしたが、やはり学び合うことの大切さを実感しました。

明日からまた一歩活動に動き出したいです。

自分がこれまで大切にしてきた活動、音楽を子どもたちに伝えていくことが大事ですね。

 

(技術・職業と進路指導分科会)

○特別支援学校卒業後の進路に関する話もできて、非常に有意義でした。新たな参加者が増えていくことが分科会の活性化につながることを実感しました。

 

(保健・体育教育分科会)

○教員2年目になり、保健室の意義が分からなくなる時があります。今回貴重なお話を聞くことができて保健室ってやっぱり大切だと感じることができました。レポートも、みなさんのお話も勉強になりました。ありがとうございました。

○合同教研に参加される先生方のレポートには、その先生方それぞれの思いや思想のようなものをいつも強く感じます。毎回、耳が痛いなあと感じることも多く、自分の足りなさを振り返るよい機会となっています。言い訳ばかりの自分を反省…。尊敬できる先輩、仲間達に少しでも近づけるように、頑張ろうと思います!ありがとうございました!

○みなさんのレポート、意見を聞いて、自分が執務に活かしていた「つながる、つなげる」はまだまだ浅いなと感じました。子どもの力を信じて子ども同士をつなげることが不足していたなと感じました。また、高校生と保健室の関わりは深く・広いなと改めて感じました。経営の小・中・高のつながりも模索していければステキだなと思った。今回、参加させていただいたことで自分の取り組みを認めてもらえたような気がしてうれしく元気になりました。

○たくさんの実践が聞けて刺激になった1日でした。久しぶりに中学校勤務になって保健室の在り方については日々悩んだり、自信を無くしたりすることがあります。特にH先生のレポートからは子どもに寄り添う保健室はどうあればよいか、考えさせられました。

 

(総合学習・生活科分科会)

○様々な実践や状況を聞くことができて、いつも刺激をもらったり、大切なことを思い出させてもらったりしています。今回も総合的な学習の時間の取組で大事な観点や新たな視点が得られたり、道徳やICTの問題、感染症の問題などについて考えられてとても勉強になりました。ありがとうございました。

○今年度、前半の取り組みを発表させてもらいました。

後半の取り組みや来年度以降の視点などアドバイスをいただき参考になりました。

また、以前発表してもらった取り組みの、その後のことも聞けて良かったです。

総合の取り組みを単発で終わらせることなく、学校の物としていくことが大事だと思いました。教科横断的な視点・職業としての漁業や輸送の問題などにも触れていけたらと思います。

また、えりもから赤潮被害の事を報告してもらったのが貴重でした。学校に帰って子どもたちにも紹介します。

ブラジルのシティズンシップ教育やICTなどの教育課題が、現代日本のICTや道徳教育の課題にとても似ていたのが興味深かったです。

 

(道徳教育分科会)

○様々なレポートに触れ、自分の実践を振り返る契機になりました。内容が道徳の題材、実践の内容だけでなく職場環境や世の中の動きなどにも広がることが、この分科会の良さだと感じます。また、学生の方も参加してくださり、感想などが聞けてとてもためになりました。そういう意味でも素敵な会になったと思います。ありがとうございました。

○(大学生の方)道徳教育と言うと、自身の経験からも読み物資料を読んで感想を話し合うといったような、単調かつどこか他人事な授業をイメージしており、また課題に感じておりましたが、本日のお話を伺っていて、目の前の生徒の実態や地域の状況、学校の特性などを踏まえて様々な工夫をされているということが分かって大変勉強になりました。

 教材についても、教科書を毎回必ずしも使わなければならないということではなく、教師が日常的に広くアンテナを張っていれば、自身の経験談や地域の方のエピソードなど、身の回りでもたくさんのことを教材にできるんだということに気づかされました。もちろん、先生自身だけではなく、生徒にもそれぞれ考えてきたことや経験してきたこと、価値観がありますので、そういったものを活用することもできると思いますし、そうしていけば、きれいごとで上滑りしない、その先生と生徒だからこそできる実感の伴った授業が作っていけるのだろうと感じました。

 たくさんのことを学ばせて頂き、学生という立場でも、日々の講義・研究への取り組み方やアンテナの張り方など、考えさせられることが様々ありました。誠にありがとうございました。

○勉強になりました。その中の一つに、自作教材がいいわけでも、教科書がいいわけでもないんだよな、という気付きができました。▶︎教師も価値観を持っています。ですから、それを抑えて粛々と授業を進めれば平坦な授業になりますし、「こうなんだぞー」「どうだー」「ほらほらイイだろう、面白いねー」という距離感で授業を進めれば(時間をかけて自分で興味を持って調べたり、経験値だけで筋書きをつけたりする授業であればあるほど)15歳以下には、特に小学生で学年が低くなる子どもほど、刷り込みに近いものになりやすい、ということがわかりました。▶︎分科会の話が進むほどに頭に浮かんでくるのは、熊本大学のある准教授が、道徳の到達点を「“共通了解”を学級に形成すること」だ、と発表していることでした。これは檜山の大先輩のO先生が教えてくれたことです。▶︎「共通了解」とは「みんなちがってみんないい」ではなく、教室にいる子どもたちが「ここまでなら納得できる」という価値観の打ち合い•交流と、そして共有をプロデュースする道徳の授業です。▶︎教材作り交流の分科会は面白いのですが、授業を受けた子どもたちがとりあえずこの1時間でどんな落とし所を形成できたか?という授業作りに焦点化した交流もいいかもしれないなぁと思いました。▶︎スタッフの先生方、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

 

(学校と家庭の生活指導分科会)

○本日はありがとうございました。

さまざまな校種の先生方のお話を聞き、大変勉強になりました。

自分の実践の中で、いいね!とおっしゃっていただいたことは自信になりますし、もう一度立ち止まって考えたいことも出てきました。めあてのことなど。また、子供たちの声を聞く姿勢と、聞くための教師の構えが今の学校現場の大きな課題の一つなんだなと再確認できました。

良い学びができました。

○(道生研の方)小学校に勤めているので、送り出した子どもたちがどんな学校の世界で生活しているか知ることができました。小学校も高校も思考停止にしてしまう子どもとの関わりが主流になっているのですね。子どもの意見表明をもっと大切にしたいと強く思いました。子どもに目標を書かせ逆算して、進路を決めさせる指導について話題になりましたが、こういる合理的な目に目に見える指導ではなく、語られていない心の中の迷いや悩みに共感しながら子どもと向き合いたいです。運営者のみなさんご苦労さまでした。

 

(教育課程・学校づくり分科会)

○学校種は違いますが、どのレポートも他人事としてはいけない内容でした。子どもたちの学校の中での生きにくさ、先生方の奮闘が伝わってきました。また、手をつなぐことの難しさも同時に感じました。きっとどの職場でも起こりうることだと思います。子どもたちが見える実践はたくさんの勇気をもらうことができました。私も先生方と子どもたちについて語り合いながら、実践を積み重ねていきたいです。ありがとうございました。

 

(地域づくりと子育て・教育・文化・スポーツ分科会)

○(札幌子育てネットの方)学校の在り方について、再度考えさせられる良い機会になりました。

○(「NPO法人まおい学びのさと」の方)コロナ禍のなかで様々な問題が浮き彫りとなり、今後、良い方向に向いていくこともあるのではないかと希望を持ちました。今後、子どもたちの学ぶ環境の改善、貧困格差をなくしていくことを念頭に置き、子どもも大人も幸せになれる学びの環境づくりを行っていくことに力を入れていきたいと思います。参加させていただき有難うございました!

○(共同研究者の方)初めてのZoom開催でしたが、3本のレポート内容は、分科会研究テーマそのものであり有意義でした。コロナ禍を経験した今、子どもたちの幸せをどのように実現していくのか、大人の幸せと結びつけた未来への展望になったと思っています。

○コロナ禍の子ども、親、青年、芸人などの状況がよくわかり考えさせられた。更に、子ども(大人も)の生きづらさをどうやって解消していくかも、ヒントをたくさん見つけることができてよかった。

○(講釈師の方)非常に有意義でした。教育に関する環境も日進月歩。学校の外側にいる人間として、大いに勉強になりました。商売柄「どう伝えるか」に重点が行きがちですが、「何を伝えるか」はもっと重要だという、本質的な事を学ぶことが出来ました。有難うございます。

 

(障害児・障害者の教育と福祉分科会)

○現場の忙しさの中で、ついついスルーしていた諸課題について、参加者の方々の問題提起を聞くことができました。パネラーの方の指摘にあったように、考える余裕すら与えられていない自分に改めて気付いた分科会参加となりました。

午前中のかもめ保育園さんの報告についてです。さくらさくらんぼ保育園の実践をかなり前に本で読んだことがありました。その思想を引き継いで保育園を続けられている方々が道内にいらっしゃったのにびっくりするとともに嬉しくも感じました。自然の中で思いっきり体を使って活動することが現在ではますます大切なこととなっているように思います。レジメの最後にあったネオニコの問題ですが、最近テレビで見てとても驚いています。宍道湖のワカサギとウナギが1993年(ネオニコ使用が認可された)を境に激減したとのことでした。

分散会では、GIGAスクール構想の現場における諸問題について、みなさんの報告やご意見を聞き、あらためて考える視点を整理することができました。

とりわけ田中先生の「基礎的条件整備と緊急時対応の区別」という指摘が腑に落ちました。

また、SNSトラブルに関わって、生のコミュニケーションがあってこそ、SNSでの疑似体験が生きてくるというまとめが最後に印象に残っています。

○コーディネーターの仕事。子どもが知りたいことを学べる授業の実践。型に縛られないコミュニケーションの持ち方。いずれも良い刺激をいただきました。ありがとうございました。

○(学生の方)特別支援教育のコーディネーターや特別支援教育に携わる仕事の方々の話を伺う機会があまりなかったため、今回様々なことを学ぶことができて嬉しく思います。特に「あいさつ・雑談・報連相 やめませんか?」という題のレポートの話が印象に残りました。対人関係において「挨拶が基本」という話は私が学校でこれまでずっと教えられてきたことであり、社会的にも他者との円滑なコミュニケーションをとることができることが最低限のラインとされているように感じています。そんな中でのひかり工房さんの取り組みは大変斬新で信じられないようなものでした。働き手となる人との話し合いを面接ではなく面談と述べたり、働き手に対しできる限りの環境整備を行ったりと、「働かせてあげている」というより「働いてもらっている」に近い考え方だと思いました。一方で非常に閉鎖的な環境であるようにも感じています。今の社会でそのような方針は珍しく、一般的には挨拶やコミュニケーション能力が求められます。教育等における挨拶と産業界での挨拶の違いというものがあまり理解できなかったからかもしれませんが、このような企業の取り組みを教育を学ぶ者としてどのように反映させていくのかが難しく感じました。

○(学生の方)特別支援教育、福祉について色々なお話がありましたが、ICTと特別支援の内容が特に印象的でした。通常学級で児童たちがプログラムを作ったり、写真を撮ったり、ロイロノートを使用して先生に共有したりするなど、ICT機器を使いこなしている様子を見て「これなら自宅でもオンライン学習するとき安心だ」と感じてしまいますが、特別支援級に通う児童や付きっきりで支援が必要な児童からすれば、一人で何かをする、画面越しでは繋がっているけれど家で一人で学習する、というのは難しいのだと改めて話を聞いて感じました。自分も大学入学後しばらくの間オンデマンド授業が続いたせいか、一人で機器を使えることが当たり前だと思っていましたが、そもそもそれが当たり前では無いこと、誰でもすぐに活用できる訳ではないことに気づかせて貰いました。教育全てをICTに当てはめて考えるのではなく、一度立ち止まって、ICTを使うことのメリット、反対にICTを多用しすぎることで児童たちに起こるデメリットを今一度考える必要があると思いました。

今回は貴重な会に参加させていただきありがとうございました。先生方のお話を一度整理して、自分の学びと結びつけていきたいです。

○いろいろな勉強になりました。楽しかったです

 

(子ども・青年の発達と教育分科会)

○かなり仕事が忙しく、分科会運営にもまったく携わることなく当日を迎えてしまい、とてもご迷惑をおかけしました。でも、他の方の実践レポートには学ぶことが多く、非常に有意義でした。子どもから青年期にかけて、学校や学校外の発達援助職の方が集まるこの分科会の魅力を他の方にも やはり伝えたいと思いました。ありがとうございました。

○教頭・養護教諭・事務を正規で置くことのできない極小規模校に勤めております。

教職員スタッフが少なくなった中で、研修の機会・深まりが難しく、今回のような様々な立場の方との研修は大変勉強になりました。過去の不登校指導、衝動性の高いグレー領域な児童への指導支援、現在の学校での他の教員との児童観の異なりなどの悩みを吹き飛ばすような内容ばかりで、自信を失いつつある自分の教育観を見直し、振り返り、さらに自信がもてました。現場のみの参加ではなく、Hさんのような立場でのご意見も大変共感させていただきました。自分の実践を積み上げ、さらに周りに、より広く広げることが課題ということで、自分もどのように同僚にひろげていくか、小規模でこそ小さなことから変化を生じさせ、子どもたちに還元していきたいなと強く思いました。本日お会いできた皆さんに感謝しております。また、別の場所でもお会いできることを楽しみに明日からも仕事を進めていきたいと思いました。

次の機会には、ぜひレポートをもって参加したいです。

○(学びのコンサルタントCABの方)改めて「教員」としてできること、「第三者」としてできることの確認と、その壁を感じることができ、次年度以降の課題を見出すことができる良い機会だったと思います。

 分科会統合に関して

より広がった視点が加わる可能性があり良いと思うと同時に、よりたくさんの人がひとつの分科会に参加することでの意見交流等の時間が気になります。

○(訪問と居場所 漂流教室の方)・zoom開催はうまく行った思いました。・不登校についての視点を新たに作ることができるかが課題になると思いました。・Sさんのレポートは発表者不在なので無かったのでしょうか。これまでなら配布のみであったと思います。後日でいいので配布してもらいたいです。

○(研究者ですが、保護者の立場からの方)こちらの分科会には初めて参加させていただきました。いきなりのレポート発表をさせていただきましたのに暖かく受け入れいただき本当にありがとうございます。

 今回は保護者の立場として参加させていただきましたが、各分野でご活躍の皆さんの活発なそして真剣なご意見と発表に非常に感動いたしました。特に同じ保護者の立場で我が子の体験についてお話しくださいましたHさんの発表は、胸にぐっと迫るものがあり、また「同じように葛藤しながら乗り越えようとしている親仲間がいるんだ」と大変私自身が救われました。トポスの会のMさんが「当事者の時は今何が起こっているのかわからず不安になる。でも仲間や支援者と話す中でだんだんと意味が客観的にわかってくると落ち着いてくる」とおっしゃっており、まさに対話の力、当事者と支援者による連帯の力であると思いました。

 この分科会の素晴らしいもう一つの点は、学校現場で働かれる現職の先生と、フリースクール関係者、保護者が集まり深い意見交流ができるところです。背景や考え方の違いを対話により感じながら、次の一歩を探していける大変豊かな機械でした。

 参加者の皆様、そして運営をご担当くださいました菱木さん、素晴らしい司会で場を作ってくださいました新保さん、共同研究者の田中さん、山田さんに心よりお礼申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

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